TypeScriptとは？JavaScriptとの違いも。【TypeScript講座１】

こんにちは！
今回は、プログラミング初学者の方に向けて、TypeScript（タイプスクリプト）についてわかりやすく説明します！
「TypeScriptってなに？」や「JavaScriptとどう違うの？」という疑問を解決していきますね。

TypeScriptってなに？

TypeScriptは、JavaScriptをより便利にしたプログラミング言語です。
実は、TypeScriptで書いたコードは、最終的に普通のJavaScriptに変換されて使われます。だから、JavaScriptが動く場所ならどこでも使えるんです！

一言でいうと：
TypeScript = 型（タイプ）を使えるJavaScript

JavaScriptは自由な言語で、「細かいことは気にせず、サクッと書ける」のが特徴です。でも、その自由さゆえにミスしやすいことも。
TypeScriptは、プログラムにルール（型）を決めることで、エラーを減らしたり、わかりやすく整理することができます。

TypeScriptの一番の特徴は、「型」を使えることです。

let age: number = 25; // 数字（number）しか入れられません
let name: string = "Alice"; // 文字列（string）しか入れられません

let age = 25; // 数字だけど
age = "25歳"; // 後で文字列を入れてもOK（でもバグの元になることも）

TypeScriptは間違った型を入れるとエラーになるので、「この変数には、こんなデータしか入れない！」と決めることができます。これが便利なんです！

TypeScriptは、コードを書いているときに間違いを教えてくれます。

let isReady: boolean = true; // trueかfalseしか入れられない
isReady = "yes"; // エラー！文字列は入れられません

JavaScriptだと、このミスに気づかず、動かしてみて初めてエラーになることも…。
TypeScriptなら、書いている時点でエラーがわかるので、ミスを未然に防げます！

TypeScriptを使うと、エディタ（たとえばVisual Studio Code）がコードの補助をしてくれるので、とても快適です。

let person = {
    name: "Alice",
    age: 25
};

console.log(person.name); // エディタが「name」を候補として教えてくれる！

npm install -g typescript

ファイルを作成します（hello.tsという名前にします）。

以下のコードを書いてみましょう：

let message: string = "Hello, TypeScript!";
console.log(message);

TypeScriptのコードをJavaScriptに変換（トランスパイル）します。

tsc hello.ts

変換されたhello.jsを実行します。

node hello.js

「Hello, TypeScript!」と表示されれば成功です！

TypeScriptは初心者でも始めやすく、慣れるとJavaScriptよりも使いやすいと感じるはず！
ぜひこの機会に、TypeScriptに挑戦してみましょう！